ファッション業界のプレッシャーと文化的消耗を語る村上春樹

【LINK】エルバス、「ファッション業界のプレッシャー」を明かす


【9月12日 MODE PRESS】「ランバン(LANVIN)」のデザイナー、アルベール・エルバス(Alber Elbaz)が、現在のファッション業界におけるプレッシャーについて語った。

エルバスは「ファッションはまるでマラソンのよう。理解できません。デザイナーには、より大規模で素晴しい作品を、より素早く制作することが求められます。

それに加え、より価格を抑えることまで期待されるのです」と語る。

また、膨大な作品を発表するデザイナーの仕事について「ミュージシャンは名曲を10曲、映画監督なら傑作を5本、作家なら代表作を3冊書けば引 退することもできます。

しかし、デザイナーは1年に6回から8回コレクションを発表します。

それを20年続けるデザイナーも少なくありません。

私 の場合250回もコレクションを披露しなければいけない計算になりますが、作家ダニエル・スティール(Danielle Steel)でさえ250冊の本を書くことはできないでしょう」とコメント。

さらに「なぜデザイナーが独り言を言ったり、奇行に走ったりするのかわかるでしょう。

プレッシャーに耐える方法を見つけなくてはならないのです」と加えた。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS

ふむふむ。

そういえば、村上春樹さんがこんなこと言ってたなぁ。

情報が咀嚼に先行し、感覚が認識に先行し、批評が創造に先行している。

それが悪いとは言わないけれど、正直言って疲れる。

僕はそういう先端的波乗り競争にはもともとあまり関わってこなかった人間だけれど、でもそういう風に神経症的に生きている人々の姿を遠くから見ているだけでもけっこう疲れる。

これはまったくのところ文化的焼き畑農業である。

みんなで寄ってたかってひとつの畑を焼き尽くすと次の畑に行く。

あとにはしばらくは草も生えない。

本来なら豊かで自然な文化的才能を持っているはずの創作者が、時間をかけてゆっくりと自分の創作システムの足元を掘り下げていかなくてはならないはずの人間が、焼かれずに生き残るということだけを念頭に置いて、あるいはただ単に傍目によく映ることだけを考えて活動し生きていかなくてはならない。

これを文化的消耗と言わずしていったい何と言えばいいのか。

僕もそういうの疲れる。

だから初期のクロムハーツだったり、ワークウエアだったり

が好きなんだろうと思う。

※クロムハーツの新作(シルバーバングルでガボールみたいなやつ)は僕から言わせれば文化的消耗です。

そもそも、それが流行なんだよと言われればそれまでだけど、

僕の服装って10年前からあまり変わってない。

新しいモノがキライとかそんなのじゃなくて

自分の中でファッションは少しは変化するけど

それを作るのは自分の中だけでいいと思ってる。

人に要求され作ることは疲弊する。

「疲れる」という感覚は他人に「急かされる」から生まれる。

そうだ。いまのファッション雑誌なんかを見ていると

どこか「急かされた」感じが出ているから面白くないんだ。

なぜ急かすかというと、そこに「お金」があるから。

デザインや創作の先に「お金」があるから。

流行の先にお金が見えてくると嫌気が差して疲れるということだと思う。

ビジネスとして確立するにはお金の流れは重要ですが

そればかりに気を取られるとファッションという文化を消耗してしまう。

文化として発展させるためには足元を掘り下げる「時間」は必要です。

どちらかを選ぶのかは創作者に委ねられると思います。
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